仮想XPから仮想Ubuntu9.10へ移行してみた

新しいPCを買って、古いXP環境を仮想化して、はや4ヶ月。
ちょっと新たなチャレンジ(と言う程のモノではないが)の布石として、仮想のUbuntu9.10を構築してみた。
# Unix/Linuxは超初心者なので、その辺を勘案してお読みください<(_ _)>


といっても、構築作業そのものは超簡単。
ここから仮想イメージをダウンロードしてくるだけ。


一応、パスワードは変えたが、Windowsっぽく「システム」→「ユーザとグループ」から変えようとして幾度となく失敗。
唐突に「passwd」コマンドを思い出し、ターミナルから実行。あら簡単♪


次。Firefoxの環境構築。
定番っぽいFireGesturesとGreasemonkeyを入れる。
ユーザスクリプトAutoPagerizeはてなハイク系の超便利スクリプトを導入。
さすがマルチプラットフォームを見据えたアプリケーション、Web環境の移行は無事終了。


次。メール環境の移行。
XPではBecky!を使っていたので、『Ubuntu版のBeckyなんてないべか』と淡い期待を抱きつつ「Becky Ubuntu」でググる
出てくる検索結果は、自分と同じくBecky使いがUbuntuへの移行を試みたページ。
が、大部分がThunderbirdへの移行の案内。

ちがう!おれがやりたいのはそれじゃない!Beckyを動かしたいんだ!

というか、メールボックスがいくつもある状態ので、移行手順が大変そうに見えた。


というわけで、win32プログラムをLinux上で動かせるという「wine」という未踏領域へ踏み込む。


とはいってもwineの導入も超簡単。ここに書いてあったコマンドをそのまま実行しただけ。
ちょっと時間はかかったけど、何も問題なく終了。所々文字化けしているが、それは後回し。


で、Becky!セットアップを実行。すんなり成功。


仮想XPからメールデータを根こそぎコピーして、その場所を指定し実行。無事起動。メール受信も開始。

何だ、ちょろいじゃーん。Ubuntu、wineマンセー

なんて思っていたら、受信エラー。よく見てみると、GmailのPOPSアクセスが根こそぎ(いくつか持っている)アウト。
SSL/TLSがつながらないよ、とか弱音を吐いている。


どうやらBeckyはSSPIなるwin32実装のSSLライブラリを使うらしい。こいつがwineでは使えない。
しかもGmailはPOPS/SMTPSでのアクセスが必須らしい(IMAPSSL)。
Gmailは結構メインアカウントとして使っているので、

ああ、お手上げ。。。メールはまだXPか。。。

などと思いつつ、懲りずに「Becky SSL」でググると、6年も前のこの記事に当たる。
# BeckyがSSLに対応してない頃の記事でしょうか
stunnelとか言うデーモンをローカルに立てれば、MUA側(Becky!)がPOPでもサーバに対しPOPSアクセスが出来るらしい。

やるべし!

次に「stunnel」でググって、このページを参考にして実行すると、何の苦労もなくstunnelが立ち上がった。ありがとう!
あとはBecky!Gmailアカウントのサーバをすべて「localhost」にして、再度受信実行。


大成功!


あとはwineの文字化けを直すのみ。
例によってGoogle先生に「wine 文字化け」とお伺いを立てて、このページに導かれる。
そのまんまやってみる。何の苦労もなく成功。


やりました!webとメールはUbuntuへの移行が完了しました。


で、実際Ubuntuを触ってみた感想ですが、VMware上とは思えないくらい軽量です。
仮想XPのモッサリ感がウソの様です。
実マシンだとどれだけ軽いんだ、と。
仮想XPは会社へのVPNアクセス専用端末となりそうです。


# 今更気づいたけど、前回のエントリー(1月末)が上がっていない・・・
# あとUbuntuの日本語入力、もうちょいマシになってほしいな